温泉といえば、秋や冬に行くイメージがあるが、暑さに体を慣らす意味でも、夏目前の今がオススメだという。そこで今回、有識者の協力を得て、全国から、これからの季節に「体が整う温泉」を選出。日本列島を北から南へ、厳選した30か所を紹介しよう。

 この季節に行きたい全国の温泉を紹介する今回の企画。中部地方からは、『赤倉温泉』(新潟県妙高市)を選定した。

 温泉ジャーナリストの植竹深雪氏が言う。

「標高800メートルに位置する温泉地。特に有名なのが、『赤倉観光ホテル』です。1937年に創業し、当時の大倉財閥によって建てられた、日本の高原リゾートホテルの草分け的存在です」

 そんな名門ホテルのウリが、硫黄泉などの上質な湯と、大自然の絶景だという。

新潟県妙高市の『赤倉観光ホテル』※画像提供/植竹深雪氏

 「視界いっぱいに山々が広がる、絶景の露天風呂に感動します。早朝、運が良ければ、雲海を眺めながら入ることができ、これ以上のぜいたくはありません。人生で一度は泊まってほしいホテルです」(前同)

 ちなみに硫黄泉は、生涯現役を目指す人にピッタリだという。温泉療法専門医の早坂信哉氏が解説する。

「硫黄泉に含まれる硫化水素には血流を促す効果があります。ただし、炭酸泉に比べると熱めのお湯が多いので、体力に自信のある方や、さらに活力を高めたいという方に向いています」