4月23日、福山雅治(54)主演のTBS日曜劇場のドラマ『ラストマンー全盲の捜査官ー』の第1話が放送。平均世帯視聴率は今年の民放ドラマで最高視聴率の14.7%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)を記録し、好スタートを切った。
『ラストマン』は、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山)と孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋)によるバディが難事件解決に挑む作品。第1話では、2人が無差別連続爆破事件を解決する物語を大筋に据えつつ、「41年前の事件」というワードや、それに関する重要人物・鎌田國士(演者は不明)の存在など、多くの伏線が登場した。
「福山さんが演じたのは“全盲”という難しい役ですが、サングラスなどはかけず、素顔で演じています。にもかかわらず、人の顔や景色を見る際に目線が微妙にズレていたり、絶妙な表情の芝居で、“この人は目が見えないんだな”と視聴者に一発で分かる、非常に高い演技力を見せてくれました。“『ガリレオ』の呪縛”から脱出できそうな気配がありますね」(ドラマ制作会社関係者)
福山といえば、2007年にフジ月9で放送した主演ドラマ『ガリレオ』が大ヒット。いまだにテレビスペシャルや劇場版が製作され続ける人気コンテンツだが、一方で“俳優・福山雅治=ガリレオの人”というイメージが強くなりすぎてしまっている状況が、現在まで続いている。
「それだけに、《ラストマンでは全く別の色出せるのすごいよなぁ》といった、視聴者からの声は福山さんも嬉しいのではないでしょうか。
そして視聴率についても、世帯視聴率だけでなく、テレビ各局が最重視している13~49歳のコア視聴率も絶好調。5.5%という高数字を記録しています。福山さんは冗談半分でシリーズ化に期待するコメントをしていましたが、このままいけばそうなりそうですよね」(前同)