■“キムタク月9”に1.5%差で勝利
2月19日に都内で行なわれた取材会で、福山は「数字(視聴率)次第」「我々がどれだけ望んでも、世の中が望んでくれなくては成立しない。僕は望んでいますけど」と、シリーズ化に意欲的なコメントをしていたのだ。
福山が好スタートを切った一方で、もう1人の“負けられない男”はどうだったのか。
「『風間公親ー教場0ー』(フジテレビ系)で9年ぶりの“月9”主演を務める、木村拓哉さん(50)ですよね。本人にとって最後の連ドラは、2022年4月クールの『未来への10カウント』(テレビ朝日系/木曜21時~)でしたが、同作品で第3話・第4話が視聴率1ケタ(9.9%/9.6%)を記録。木村さんの主演ドラマで視聴率が1ケタ台を記録したのは初の出来事だったので、悪い意味で話題になっていました」(前出の制作会社関係者)
そんな不安要素もあった『教場0』だったが、第1話は世帯視聴率12.1%で福山に負けず劣らずの好スタートを切った。
「そして、『教場0』の第1話のコア視聴率は4.0%でした。『ラストマン』に負けてはいるものの、放送枠を考えるとなかなかすごい数字です。
というのもまず、『ラストマン』には“日曜日で家に多くの人がいる”という有利さがあり、かつ現在のテレビドラマ枠では勢いのある“TBS日曜劇場”と比べて、“フジ月9”は、『教場0』の前は数字の取れない枠になりつつありましたからね」(前同)
月9のブランド力が昔より落ち目になってきていることに加え、2022年から人気バラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)と『クレイジージャーニー』(TBS系)が、月9の時間帯に裏被りするような構図になっている。その結果、強力な2大番組に視聴者を奪われ、月9ブランドは風前の灯火状態にあったのだ。