■“0円→200万円でも見たい”と思われているグループ

 ちなみに、ジャニーズ事務所所属アーティストのアルバム歴代売上ランキングを見てみると、5位が嵐の『僕の見ている風景』(2010年)で113万2813枚、4位がKinKiKidsの『KinKi Single Selection』(2000年)で125万2873枚、3位がSMAPの『SMAP Vest』(2001年)で179万枚。

 2位が『5×10 All the BEST! 1999-2009』(2009年)で198万8564枚、1位が『5×20 All the BEST! 1999-2019』(2019年)の330万枚で、嵐がワンツーを飾っている。嵐の330万枚はとてつもない数字で、それを超えるのは難しいかもしれないが、ペースを考えると『Mr.5』が200万枚を超える可能性も十分に考えられるだろう。

「また、手放しに喜べる話ではないんですが、4月18日放送の『うたコン』(NHK)でキンプリが渋谷のNHKホールで生ライブをするにあたり、とんでもないお金が転売騒動で動いてしまったといいます。

 4月13日に『週刊女性PRIME』で報じられたものですが、本来『うたコン』はNHKの受信料を払ってさえいれば誰でも無料で観覧可能。応募が多くて抽選になることはありますが、お金はかからないのに……」(前出のワイドショー関係者)

 当然ながらNHK公式はチケットの転売行為を禁止しているのだが、ネット上では転売が横行。記事によると、“1階C2列目の席が200万円”“1階の前方は80~90万円、後方や2階席は40~60万円、3階席でも20~30万円程度の値段”というあり得ない数字で販売されており、しかも“200万円の席”は報道時にすでに購入済だったという。

「もちろん転売はあってはならないことですが、それだけのお金を払ってでも見たいファンが大勢いる、ということですよね。

 それにしても、これだけの数の“伝説”をわずか5年で打ち立ててきただけに、ジャニーズにとっても平野さん、岸さん、神宮寺さんの3人のキンプリからの脱退は、とてつもない大損失ですよね……」(前同)

 3人の脱退まで1か月を切ったキンプリ。脱退の5月22日までにスーパーグループの新たな伝説が作られる!?