■佐藤二朗が明かした内実「“もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき”と訴えました」
そして当事者である佐藤はXで反論中だ。7月1日に続き、3日には文春に向けた“再反論”とも思えるポストをしている。以下、1日と3日の投稿である。
《さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません。僕は撮影中、何度も「もう我慢の限界だから、このドラマを降板させてほしい。そして全ての事実を公にするべき」と訴えました。 もっと早く決断するべきでした。 数々の「ほんとうのこと」が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります》(1日)
《勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの「か弱い若い女性」と「典型的な昭和のパワハラオヤジ」を完全に創作してる。最大級の「注意」や「警戒」が必要と痛感していた僕が、そんな態度を取れる訳がない。自分の身を守る為にも。 嘘はやめて下さい》(3日)
佐藤の、『夫婦別姓刑事』の撮影中からの降板を訴えていたという主張もあって、
《そもそも論でフジテレビが橋本さんからのお話を責任を持って佐藤さんに伝えて居なかった事。そして途中佐藤さんが降板したいと言ったにも関わらずそれを許さず撮影した事。会社に問題有り》
《フジテレビが本当に問題だと思ってるなら、佐藤さん側が(『夫婦別姓刑事』の)降板を申し出る前にフジテレビが降板を言い渡さなきゃいかん訳でしょ 何で(『踊る』の)新ドラマを今降板させるの?》
《例のドラマ時に降板させてくれと言われたら降板させず、大事になったら悪者扱い、今後は要らない、と。いや、本当に酷すぎないか?》
といった、ドラマを制作・放送したフジテレビ側の対応問題、責任を問う声がSNSにも多く寄せられているが――民放キー局のドラマ関係者は言う。
「今回の件は、ここまでの大事になってしまったわけで、それを防げなかったという意味では、やはりドラマを制作したフジテレビサイドの責任は問われるのでしょうね。
ただ、撮影中にトラブルが生じたとしても、“主演俳優を降板させる”ということは現実的ではないんです。今回の件では、やはりスケジュール面の問題がありますよね。放送まで時間の余裕がある“早撮り”なら別ですが、今回のような状況では、その選択肢を取るのは非常に難しかったと見られます。そして大きいのが、CMスポンサーの件ですね」
通常、テレビドラマにCMを出稿するスポンサー企業は、作品の内容や主演俳優について局からアナウンスを受けたうえで、CM出稿をするとされる。ドラマのキャスト陣が出演している企業CMがドラマの合間に流れるというのも、よくある話だ。
そして、今回の騒動の“きっかけ”は3月22日の撮影だったというが、『夫婦別姓刑事』の第1話の放送日は4月14日。約3週間後の放送日までに主演俳優を新たに探して、撮り直す余裕はない。
「スポンサーはすでにお金を払っていて、そしてドラマの撮影も始まっている。撮影が始まったドラマを完遂させるのが、プロデューサーの仕事なんです。
それでも主演俳優が降板する、してもらうとなった場合は、放送日を大幅に遅らせるしか手はないですね。ですがそうなると、編成など局全体の全面協力が必要になってくるわけで……もはや、ドラマのプロデューサーだけの手には負えないですよね。
ただ、マネジャーとの相談はあったとはいえ当初、佐藤さんに橋本さんの事情が伝えられていなかった件もそうですが、結果的には、ドラマ制作の上層部が現場を管理できていなかった、という評価になってしまうのでしょうね」(前同)
テレビドラマには、物語の原作者、脚本家、俳優陣に監督、スタッフ、ロケ先の人々――とにかく多数の関係者が関わって制作されている。そして、各所に“リスク”があり、それを抱えながら制作が進行していくといい、だからこそプロデューサーを始め制作上層部には徹底したリスク管理が求められるという。
「『夫婦別姓刑事』の制作陣も、女性の主演が橋本さんだと決まったところから、彼女に合わせての台本の調整など、繊細な対応があったと聞こえてきています。しかし、ドラマ放送終了後ではありますが、今回のような騒動になってしまったということですね……」(同)
7月3日夜、橋本の所属事務所はHPに《当社俳優に関する報道について》として、以下の声明を出した。
《報道された件に関し、当社及び当社俳優は、フジテレビ社より、弁護士による当事者・関係者ヒアリングを経て、経緯および認定された事実等の報告を受けており、フジテレビ社による報道が事実との認識です。
既に複数の、当社俳優に対する過剰な誹謗中傷が確認されており、警察に相談の上対応をしております。今後も、違法行為に対しては、刑事および民事上の厳正な措置を講じます。》
事態は、どう収束していくのか――。