横綱、親方として、相撲を通じて日本文化や神事に長らく関わってきた貴乃花。自身が体験したことや、本を読んで学んだこと、そして、心に残った“ニッポンの魅力”を、歴史の話も交えながら伝えていく。
神社には社号というのがあります。代表的なのが“神宮”で、中心的な存在である伊勢神宮をはじめ、明治神宮や香取神宮、鹿島神宮など、これらは一般に、天皇や皇室の祖先をお祀りしている、または国家的・歴史的に特別な由緒を持つ神社とされています。
“大社”は、もともと出雲大社を指す特別な呼び名でしたが、のちに、諏訪大社や住吉大社など、地域の信仰の中心として崇敬されてきた神社にも用いられるようになりました。
そんな大社の中で、今回は、『宗像大社』(福岡県)に焦点を当てましょう。福岡と北九州の間、玄界灘を望む地に鎮座する、神秘と歴史が息づく聖地です。私は以前、そこで不思議な体験をしたんですが、詳しくは、のちほど。