暑い夏がやって来た。今年も記録的猛暑が日本列島を襲う予報も出ており、熱中症対策には万全を期したいところだが、気をつけなければいけない「熱中症」は人間に限った話ではない。

「近年はモバイルバッテリーの発火事故がたびたび報じられていますが、その原因となるリチウムイオン電池はスマホにも使われています。特に気温が上昇する夏は事故が増える傾向にあり、事故件数は6〜8月にピークを迎えます」(ITジャーナリスト)

 そう、スマートフォンの発熱トラブルは、この時期に気をつけなければいけない「熱中症」の一つと言えるだろう。実は昨夏、車に放置していた本サイト記者のスマホが熱を持ち、パンパンに膨れ上がったことがある。その後膨らみは収まったが、カバーにしていたハードケースは変形してしまった。

 そもそもなぜスマホは熱を持ってしまうのか。全国約80店舗を構え、累計150万台以上の修理実績を持つスマホ修理店「スマホスピタルbyデジホ」の横浜駅前店・店長に話を聞いてみた。

「スマホはバッテリーの電気で作動しています。その電気エネルギーを処理する過程で、一部に熱が発生するんです。ゲームやカメラを使うと熱が発生しやすいのは、データ処理や映像処理などが同時に行われるからなんです」(以下、カギカッコ内のコメントはすべて店長)

 今やスマホは必需品。発熱で故障でもしたら大変なことだが、それだけでなく、発熱トラブルは火災などの事故にもつながる一大事。長い夏を乗り切るために、心得ておくべき対策術を紹介しよう。