■独特の文化の“沖縄角力(おきなわすもう)”
同じ南西諸島に目を向けると、沖縄本島に“沖縄角力”というのもあります。
19世紀初めに琉球王国を治めた尚灝王(しょうこうおう)が大の相撲好きで、その影響もあって、当時は、農民の間でも広く親しまれていたそうです。本土の相撲と大きく違うのは、柔道着に似た“角力着”というものを着て戦うこと。
また、立ち合いも、両手で相手の帯を掴み、右四つに組んだ状態から始めます。そして、相手の両肩を地面につけたほうが勝ちです。柔道やレスリングのような感じですね。
2022年に放送されたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』にも登場したことで、近年、沖縄角力が改めて注目を集めるようになりました。皆さまも、機会があれば、ぜひ一度、その独特の文化と熱気に触れてみてください。
さて、話は変わりますが、本土とは異なる文化を持つ沖縄県だけに、その歴史には興味深い点がたくさんあります。琉球王国は、日本と中国、東南アジアなどを結ぶ交易拠点だったので、さまざまな外来文化が入り混じっているんです。
例えば、地名。南風原と書いて「はえばる」、読谷と書いて「よみたん」なんて、漢字を見ただけでは、まず読めませんよね。