■古代ユダヤ人たちは南西諸島から渡来?
那覇も、もともとは「なーふぁ」や「なふぁ」と呼ばれていたそうです。現在の、「なは」に統一されたのは、昭和9年のこと。
美術史研究家で、日本とユダヤの古代史に関する著書を多数出版した、故・田中英道さんは、この「なは」という読みはヘブライ語で「安息、安住」を意味する「nakha」(ナハー)に由来するのではないかと推察されました。
また、沖縄県の南方にある八重山諸島についても、「やえやま」の中に、ヘブライ語で「神」を意味する「ヤエ」という言葉が隠れていると、指摘しています。
古代の日本にはユダヤ人が渡来していたという説は、これまで何度も紹介しましたが、そのルートの有力候補が、八重山諸島から沖縄本島へと連なる南西諸島だと言われています。
日本最西端の与那国島は、台湾からわずか110キロの距離ですからね。日本列島へ渡る玄関口として、これほど最適な場所はありません。
話が少し飛躍しましたが、古代の日本と沖縄の関係は、いずれ改めてお話ししたいと思います。田中先生は、浦島太郎伝説の竜宮城は、琉球だったのではないかといった説も提唱しているので、どうぞお楽しみに。
貴乃花光司(たかのはな・こうじ)
1972年8月12日、東京都生まれ。88年、藤島部屋に入門。92年の初場所で、史上最年少の19歳5か月で幕内初優勝。兄・若乃花と「若貴フィーバー」を巻き起こす。94年11月に第65代横綱に昇進。幕内優勝22回。生涯戦歴は794勝で、「平成の大横綱」と呼ばれた。2018年に日本相撲協会を退職し、現在はテレビ、講演会等、幅広く活躍中。