7月24日公開のアニメ映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』が公開3日間で観客動員数150万人、興行収入22.4億円を突破したことが明らかになった。「興収100億円行く勢い」(民放キー局関係者)という声も出ているというが、作品のクオリティを称賛する声が多く寄せられている一方で、衝撃的なストーリーでもあることから、鑑賞した人からも多くの意見が寄せられている――。
映画『ちいかわ 人魚の島のひみつ』はイラストレーター・ナガノ氏がXで連載している漫画『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』が原作。アニメシリーズはフジテレビ系の朝の情報番組『めざましテレビ』内で放送中だ。
物語は “なんか小さくてかわいい”生き物であるちいかわ、友だちのハチワレ、うさぎの3人を中心に描かれる。絵柄は可愛く、話もほのぼのとした回が多いが、ちいかわ達が怪奇現象や怪物に襲われて絶体絶命に陥る回があったり、直接的な描写を避けているだけで捕食されたであろうキャラがいたり、ところどころに不穏で闇も感じさせる世界観が人気の作品として知られる。
今回の映画『人魚の島のひみつ』は、原作の長編である「セイレーン」編を原作者・ナガノ氏自らの脚本で映画化したもの。ちいかわ達がチラシに誘われて“特別な島”を訪れて、そこで怪物セイレーンの討伐に巻き込まれることに――という物語。
同作では、“すべての始まり”が明らかになる場面など驚きの展開も多いこともあって、映画化が発表された昨年11月末の時点で《あれをそのままやるのか》などと原作ファンを騒然とさせていたが、原作そのままかそれ以上のクオリティでアニメ化された。セブンイレブンから発表中のコラボ商品もかなり攻めたラインナップとなっていて、それも含めて公開前から期待の夏映画として注目されていた。
かく言う筆者も原作の愛読者であり、公開初日に都心の映画館へと足を運んだ。金曜夜8時前ということもあって子ども客は少なかったが、席は満席(※268席)。同回以外もほとんど埋まっていて、フロントではグッズと一緒に記念写真を撮るファンも多く、にぎわっていた。