■集中力がアップするカフェインの効果

 また、コーヒーを語るうえで欠かせないのが、“カフェイン”の存在だ。

「カフェインは中枢神経系を刺激してくれるので、一時的に気分をリフレッシュさせる働きがあるんです。寝起きや疲れているときに飲むと、集中力の向上につながります」(前出の石原新菜氏)

 さらに、カフェインが持つ効果を最大限に生かしたいならば、“アイスブラック”で飲むべし。

「脂肪の燃焼をサポートする働きがあるため、ダイエット効果も期待できます。

 さらに、血糖値を下げる効果もあるので、糖尿病の発症を抑えることもできると言われてますね。なので、糖質の高いガムシロップは入れず、ブラックで飲むことを推奨します」(前同)

 また、最新研究ではカフェインが大腸がん予防に役立つことも判明している。

「胃腸の働きを活発にして便秘を解消することで、大腸がんの発症を防ぐ効果があるそうです。まさに“腸と肝臓が劇的に若返る”ことが、医学的にも立証されたと言えます」(前出の医療ジャーナリスト)

 ただし、“飲む量”には注意が必要だ。特に夏のカフェインの過剰摂取には、こんなマイナス効果も。

「カフェインには利尿作用があるので、コーヒーばかり飲んでいると体内の水分量が減少し、熱中症のリスクが高まるといえます。

 1日3~4杯を目処にして、水や果物など、他の水分源と組み合わせて飲むことを推奨します」(前出の石原氏)

 暑すぎる夏をアイスコーヒーの上手な摂取で、乗り切ろうではないか!

石原 新菜(いしはら・にいな)
医師。イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長。健康ソムリエ理事。ロングライフラボ理事。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書に『眠れなくなるほど面白い免疫力の話』『医者が教える奇跡の16時間断食』『温活365日』等、70冊を数える。