■「相談担当」全員が“ジュリー派”のタレント!?

 井ノ原はジュリー氏から直接の依頼を受けてジャニーズアイランド社長に就任。V6の育成やプロデュース面でも恩義を感じているとされる。TOKIOはデビュー時からジュリー氏が育成を手掛け、彼らに楽器を持たせようというアイデアも彼女のもの。「株式会社TOKIO」の代表取締役もジュリー氏が務めている。

 そして村上が所属する関ジャニと山田が所属するヘイセイもジュリー氏が育成を手掛けてきた“ジュリー派”のグループして知られる。また、菊池の父親は、ジュリー氏が育てたのデビューシングルの作詞家で、菊池は今年、17年ぶりに復活したジャニーズ成人式の発案者で立会人でもある。

「つまり、6人ともがジュリー社長に近いタレントだということ。加えて、相談担当を決めてからわずか数日後の4月21日に取引先に“問題となる点は確認されていない”と報告している。“問題ない”と伝えたことで“今後、声を上げにくくなる”と漏らすタレントもいると、文春は指摘しているんです。

 窓口に選ばれた6人には、これまで目立ったスキャンダルがないというのも大きいのでしょうが、たしかに体制寄りのタレントばかりが担当者というのは、外部からすれば良くは見えませんよね」(芸能プロ関係者)

■“ジャニーズの長男坊”が選ばれなかったワケ

 今回、相談担当に選ばれなかったタレントの中には“大物”もいる。なぜ彼らは選ばれなかったのだろうか――。

「たとえば、東山紀之さん(56)はジャニーズ事務所の長男坊で象徴的存在でもあります。彼はそもそもジャニー氏、そしてジュリー氏の母親のメリー喜多川氏(享年93)に寵愛を受けたこともあり、ジュリー氏が気軽に何か頼めるような関係でもないんでしょうね。

 メリー氏は、東山さんとジュリー氏を結婚させようとしていたという話もありましたが、そんな東山さんがジュリー氏の下について何かするという感じでもないのでしょう」(前同)