■『VIVANT』の監督が8月9日の第13話で「第2シーズンが始まります」と明言

 スパイ映画感が増した描写、前作に比べて物足りない感じもする海外の映像のスケール感、そして何より、第1シーズン当時にあった“ワクワク・ドキドキ感”――つまり、『VIVANT』ファンは、日本中に旋風を起こした第1シーズンと比べてしまうところがあると考えられる。それが、不満の声が上がる最大の要因なのではないだろうか。

 もちろん、“面白い”という意見が多数で《AIハヤトがひたすら説明役で、画面上から説明セリフ言う『人間』が減ってるのが画期的》など第2シーズンでの変化を評価する声も少なくないが、視聴者からは、

《隠し部屋、AIハヤトなどチープな演出が目立つようになったけど、何か路線変更あったのか?正直世界観壊してると思うのだが》
《VIVANT2期も普通に面白かったんだけど、1期に比べて過剰すぎる別班チームの演出とか、番宣番組でお出しされる撮影の裏側とか見てるとカネの使い所間違えてんじゃねぇかとちょっとこの先心配になる》
《1期目が面白すぎたので期待外れか。。まあ、しばらく見てるけど、スパイ大作戦みたいになって、神秘性がないし、展開がバレバレ》
《VIVANTは、基本的にミッションエピソードの連続だし、情報収集手法がチートで、なんでもありなので、あのゴージャスすぎる俳優陣の掛け合いを楽しむドラマだと思う それだけに、シーズン2で増えた予算を、ビッグAIや指紋認証の地下基地に当ててしまったのが、逆にチープになってしまった気がする…》
《VIVANTの別班が2期でなんかいきなりスパイ映画ぽくなってチープになったの、これは1期のVIVANTが何の話なのかもよくわからず、乃木が別班なのか一体何者なのかも分からないままスタートしたから不気味な質感を残しておく必要があったけど、2期だともう大体乃木のことわかってるから変わったんだろうな》

 といった、第1シーズンとの違いを指摘する声も多く寄せられている。

 ただ、『VIVANT』第2シーズンはまだ2話(通算12話)までしか放送されていない。そんななか、ドラマ公式Xが、8月9日放送の第13話(第2シーズン3話)を《次回、リアタイ必須回》としているのだ。さらに、“やんぴ”こと『VIVANT』の宮崎陽平監督も8月5日に、《これは本当に…リアタイで皆さんと一緒に見たい… 今週日曜夜は空けてください。第2シーズンが始まります》と、ここからが本番であると感じさせる投稿をXにしていることを考えても、ここから本格的にエンジンがかかるのではないだろうか。

 第13話では「最大の裏切り者」が明らかになると予告されていて、それが、物語の“もう1人の主人公的存在”の公安刑事・野崎守(阿部寛/62)では――といった考察も盛り上がっている。長らく謎に包まれていた乃木の表向きの上司・長野専務(小日向文世/72)の正体が別班だったことも第12話ラストで判明したわけで、物語が急加速することは間違いないだろう。

 そして、『VIVANT』第2シーズンの制作が発表された時期、前作のモンゴル並みに強調していたロケ地・アゼルバイジャンに乃木(堺)たちはまだ訪れていない。山岳地域の観光地・シェキなど国内8か所で撮影が行なわれたと報じられているため、それこそ前作の“砂漠越え”のような、超壮大なスケール感のある映像がこの先に待ち受けているのではないだろうか。

 通常の連続ドラマは10話前後だが、『VIVANT』第2シーズンは異例の2クール連続放送。第2話(通算12話)までは壮大なプロローグということかもしれない。『VIVANT』第2シーズンは、“強大な敵”『VIVANT』第1シーズンを超えられるだろうか。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。