■赤楚英二ら後輩やマネージャーにも自ら声をかける男ぶり
現在、TBSで放送されている『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』(金曜夜10時〜)に出演する赤楚衛二(29)ら事務所の後輩への気配り具合を尋ねると、
「優しい先輩として誰にでも分け隔てなく接することができる。若いタレントのドラマ出演が決まったとなれば、マネージャーと一緒にお祝いの席を設けるし、マネージャーが大きな仕事を取ってくれば“よくやったな”と声を掛ける。デリカシーはあるけどおおらかなんです」(前出の山本社長)
トライストーン・エンタテイメントといえば、小栗に限らず田中圭(38)や綾野剛(41)、木村文乃(35)、坂口健太郎(31)といった今をときめく“旬”の俳優陣が多数所属している。その中でも育ての親である山本氏が小栗を後継者として指名した理由はなんだったのか。
「彼は誰もが認める事務所のトップです。困った問題があったり、いけないことがあれば、その時々で事務所とも話し合う。
奥さんと付き合っているときに、本人の浮気が週刊誌に撮られて反省することもありました。それでも人として間違ったことはしない男だからね」
と、社長業と俳優業の二刀流に太鼓判を押すのだ。自身は一時期、ハリウッドを真似て既存の芸能界のシステムを変えていこうと俳優の権利を守るための“俳優組合”の設立にも動いていた小栗だが、その構想はどうなっているのか。
「既存の映画業界やテレビ業界も収益を上げるのに苦しんでいる。俳優の権利は当然大事だけど、エンターテインメント産業に関わっている人たちの生活だってそこにはある。俳優として目の前の仕事だって山積みだし、本人もそれどころではないのでは」(前同)