■「月収2000万」発言の真相と波田陽区・コウメ太夫の稼ぎっぷり

 小力がブレイクした時代といえば、コウメ太夫、レイザーラモンHG(50)、波田陽区(51)など、いわゆる“一発屋”と称された芸人が多く世に出た時代でもあった。こうした芸人たちは小力にとって“戦友”であり、今も交流するほど強い絆が芽生えていったという。

「当時はHGとかコウメとかヒロシ(54)とか、一発屋と言われる芸人で番組に出ることが結構ありましたね。今でも覚えてるのが、ある番組の収録の控室でペナルティのワッキーさん(54)が “HG、小力。お前たち『フォー!』とか『キレてないですよ』を100%の力でやってるか?”とふざけた感じで言い出したことがあって。

 当時は1日に何回も『キレてないですよ』を繰り返しやっていたこともあり、正直に“毎回はやってないかもしれません”と答えました。すると、HGが“じゃあワッキーさんは芝刈り機を100%でやってますか?”と返した。で、みんな一致団結して、“じゃあ今日の本番は100%で挑もう!”となったんです。

 いざ、本番スタート。カメラが回って出ていって全力で決めたのですが……スタッフも何回も見て慣れているから誰も笑わなかったんです(笑)。でも、あの頃の僕たちは互いに刺激し合って、どこか一体感がありましたね」 

 HGらとは今でも“一発屋会”という集まりがあり、年に1度は杯を重ねるのだという。いったいどんな会なのか。

「同窓会みたいで話が止まらず、“小力さんうるさい”って注意されます(笑)。小島よしお(45)くんとか、ジョイマンの高木(晋哉、46)くんとか、ヒロシとか、再ブレイクした芸人の話題になると、“あいつすげーよな”って話になると、“あんなのは今だけなんだよ……”って俺がボヤくという。だから、“嫌な年長者”、ヒールのポジションですね(笑)」

“一発屋芸人”たちは当時、テレビ番組などで自身のブレイクぶりを増えた年収とともに告白する場面も多く見られた。小力は『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で「最高月収2000万円」と豪語していたが、これには裏話も。 

「あれは“一発屋芸人大集合”みたいな回で、僕のほかに波田くん、コウメ、ダンディ(坂野、59)さんとかがひな壇に座ってたんですよ。そしたらトークの流れで、MCの島田紳助(70)さんが波田くんに“最高月収は?”と振ったんです。僕は、これは絶対俺らも言う流れだな……。波田、言うなよ! って祈ってたんですけど、波田くんは抵抗した末に“3000万”と言っちゃったんです。

 案の定、次は僕が言う流れになったんですが、実際は波田くんほどもらっていなかった。本当の額を言って紳助さんに“つまらん”と思われるのが怖いし、僕が明かしたら後ろのダンディさんやコウメも言う流れだから、彼らのためにも数字を落とせないと思って……とっさに“2000万円です!”と見栄を張ったんです。それ以降、どのメディアでも“最高月収2000万”と言い続けるハメになりました。

 これは今に至るまで言い続けているので、そこは自分を褒めたいですね。でも波田くんはちょっとずるくて、その後に“2800万”とか長い時間をかけてちょっとずつ額を落としてるんです(笑)。

 ちなみに、あのときの『行列』で僕の次に年収を告白したコウメは、“月収は300万くらいで、着ボイスの収入が1億です”って……軽々飛び越えてきましたし、何を言ってるかよく分からなかった」