■日テレは、好調なバラエティの一方でドラマは苦戦
7月27日に配信された『Smart FLASH』の記事では、7月中旬に都内のレストランで行われた『俺たちの箱根駅伝』の打ち上げでは、“VIVANT2には負けたくない”という声が飛び交っていたとも報じられているが――前出の制作会社関係者は言う。
「ただ、懸念点もありますよね。まずは、近年の日テレは、バラエティが好調な一方で、ドラマが苦戦していることです。『俺たちの箱根駅伝』は、『土曜ドラマ』枠(夜9時台)での放送が有力視されていますが、その『土曜ドラマ』枠は改編を巡って“迷走”が指摘されたこともありました」
日テレの「土曜ドラマ」枠は2024年1月期まで夜10時台だった。しかし、日テレは24年4月に「水曜ドラマ」枠(夜10時台)を廃止して、土曜のドラマ枠を「土ドラ9」と「土ドラ10」の2枠に増やすという大きな改編を行なった。
しかし、「土ドラ9」と「土ドラ10」の作品の視聴率は思うように伸びず、翌2025年4月期には「水曜ドラマ」枠を復活させて、「土ドラ10」枠も廃止。「土ドラ9」が現在の「土曜ドラマ」に再改称され、2017年3月以来8年ぶりに9時台の放送となった。
「そもそも、リアルタイムでドラマを見る人が減ったというのもあります。しかし、健闘している作品もありますが、TVerでも、日テレドラマが突出した存在感を示しているわけではないですよね。現在放送中の『土曜ドラマ』枠の作品、SixTONES・松村北斗さん(31)主演の『告白-25年目の秘密-』は、TVerのお気に入り登録者数が7月期ドラマ5位の88万人(8月15日現在)と健闘していて、視聴率も過去作と比べると悪くないんです」(前同)
土曜の夜、日テレの番組表は“『嗚呼!!みんなの動物園』(7時台)→『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(夜8時台)→土曜ドラマ(9時台)”という編成となっているが、「バラエティの『笑ってコラえて!』が終わると、一気に視聴者が離れてしまうようです」(同)という。
たとえば8月8日の『笑ってコラえて!』の視聴率は世帯7.4%、個人4.6%だが、その後に放送された『告白』は世帯4.6%、個人2.6%だった。
「今年1月期の『土曜ドラマ』枠では上白石萌歌さん(26)と生田斗真さん(41)のダブル主演作『パンダより恋が苦手な私たち』が放送されましたが、全話平均視聴率は世帯3.9%で、厳しい結果でした。
つまり、10月期の放送が予定されている『俺たちの箱根駅伝』が、土曜9時枠での放送となれば、同枠の近年の視聴率も一つの懸念材料になりそうだと。日テレドラマの数字が良くないのは『土曜ドラマ』枠だけではないのですが……とにもかくにも、ドラマ枠への期待度、信頼度という点では、TBSの『日曜劇場』とは圧倒的な差がありますよね」(同)