■ドラマ『俺たちの箱根駅伝』を待ち受ける他局の“出鼻くじき”戦略
日テレのドラマが視聴者からそれほど信頼されていないことに加えて、大作ドラマを待ち受けるのが、他局による“出鼻くじき”戦略だという。
「連続ドラマの序盤に、強力な裏番組をぶつけることで出鼻をくじき、連ドラの視聴習慣を作らせないようにする――そうした編成はテレビ界では珍しくありません。
土曜9時台の場合、テレビ朝日では『タモリステーション』という強力な不定期特番が放送されることがありますし、フジテレビは『土曜プレミアム』枠として、さまざまな特番や映画が放送されています。8月15日にも、フジを代表する人気シリーズの映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』が放送されましたね。連続ドラマは序盤の視聴習慣をどう作るかが重要です。他局が強いコンテンツをぶつけてくる可能性は高そうです。
日テレにとって連ドラ『俺たちの箱根駅伝』は、まさに“絶対に負けられない作品”ですし、番宣をしまくって、局総出でプッシュしていくのでしょうが、ヒット作になるかどうかは放送してみないと分からないと。むしろ、“茨の道が待っていそうだ”とも言われていますね」(前出の制作会社関係者)
フジテレビが千葉県に巨大オープンセットを組むなど大きな予算をかけた、三谷幸喜氏の脚本作で、主演に菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、小池栄子ら一流俳優陣が集結した25年10月期の連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』は、事前に大きな注目を集めたものの、全話平均世帯視聴率は3.7%に終わった。
莫大な予算をかけても、一流俳優陣が集結しても、コケてしまうこともあるのがテレビドラマ。もの凄い熱量も感じさせる『俺たちの箱根駅伝』は、本物の『箱根駅伝』のように視聴者の心を掴んで、毎話が話題になるようなヒット作になるだろうか――。