堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』の第14話(第2シーズン4話)が8月16日放送された。同回では、公式が“今作最大の宿敵”としている中国系の秘密組織「シンシー」と、その責任者・樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子/51)が本格的に登場。ハンの言動から、前作の舞台「バルカ共和国」も絡む“考察”が沸騰している――。

『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いた超大作ドラマ。謎のテロ組織「テント」の正体を追う2023年7月期の第1シーズンでは、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台にした壮大な物語が描かれた。

【以下『VIVANT』第14話までのネタバレを含みます】

 第2シーズンでは、初回から「テント」関係の任務に携わった別班員が拉致される事件が発生。海外組織に情報を渡していたのは、乃木も信頼していた警視庁公安部の刑事・野崎守(阿部寛/62)だった。

 野崎はイスラエルに逃亡して、元・中国公安部第6局長のハンと合流。ハンは、中国の別班とも言えそうな組織「シンシー」の幹部であり、同組織は中国系の工作員や諜報員を数多く排除してきた別班に遺恨を持つ秘密組織でもある。拠点はアゼルバイジャンの隣国にあるゴルバド共和国で、拉致された別班員たちも同国のどこかに囚われている可能性が示された。

 野崎とハンは互いを信用しておらず、第14話では、2人が腹の探り合いをしながらディナーをするシーンが描かれた。そこでは、野崎がテントの創設者・ノゴーン・ベキ(役所広司/70)について「今バルカで活躍しているほとんどの若者は、“ベキの孤児院、養護施設”出身と言っても過言ではない」と話した瞬間、ハンが明らかに目の色を変え、嘘をついて席を外す場面が。野崎は内心で(この場を離れ、何を急いで伝えに行ったんだ)(テントの孤児院に、何があるってんだ?)と、怪しむ――という描写があった。

 おそらくハンら「シンシー」は何らかの理由からバルカの孤児院に目をつけているとみられる。ここで再度注目されているのは、テントの元幹部・アリ(山中崇/48)と、テントと縁深いバルカの少女・ジャミーン(本間さえ/12)にも、違和感のある場面があったことだ。

 ジャミーンは、「人間の善悪を直感的に見抜く力がある」とされる少女。2年前に母親を亡くしてから父・アディエルと暮らしていたが、『VIVANT』第1シーズンの第1話でアディエルが死亡。その後、心臓病の治療のために来日して、現在は主治医・柚木薫(二階堂ふみ/31)と2人で、乃木の自宅に滞在中だ。薫と乃木は、彼女のために日本の外国人学校を探している最中でもある。