■健康面も考えた「ちょい足しメニュー」
まず、伝えたいのが麺のこと。日高屋には平打ちの太麺と縮れ麺の細麺の2種類があり、味噌系は太麺、とんこつ系は細麺などと分かれているのだが、筆者は5年前に初めて日高屋に入って食べたタンメンの太麺が、あまりおいしく感じられず、そこから店に行かず。
しかし今回、細麺の存在と麺の変更が可能なことに気がつき、タンメンを細麺にしたところ、バッチリのおいしさだった。
実は、麺の硬さもオーダー可能。“硬さ”で頼むと具の多いメニューでも最後まで伸びずに楽しめる。パネルオーダーの直後に店員に口頭で頼む手間はあるが、作りたてをさらにおいしく食べられるので、やってみてほしい。
加えて、健康面を考えたオススメのちょい足しについて、管理栄養士の望月理恵子氏は、こう話す。
「タンメンに玉子を追加すると、タンパク質とビタミンB群が増えて回復力アップ仕様になります」
続いてスープの味だが、総合的にはミソ味系が一番。これはミソの濃さが絶妙なのと、具の野菜炒めのうま味の相乗効果だと思う。筆者のオススメは「ネギタワー味噌チャーシューメン」だが、望月氏が付け加える。
「玉子、または良質なたんぱく質とミネラル補給に、豆腐系メニューを加えるのがオススメです。また、ラーメン類はすべて食べると、大人1日分以上の塩分が取れてしまうのでスープは全部、飲まないこと」
ついつい味やコスパばかりに気を取られがちだが、健康面も考えながら日高屋をうまく活用して物価高を乗り切りたい。
【後編】日高屋の“四番バッター”として知られる「ラ・餃・チャセット」やレバニラも含めた野菜炒めのうまさの秘密、チョイ飲みに最適なツマミなど、町中華チェーンの魅力を深掘りする。《【後編】はこちらから》
望月 理恵子(もちづき・りえこ)
健康検定協会理事長、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、小田原短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。『栄養学の◯と×』、『やせる時間に食べてみた!』など著書も多数。