仲野太賀(33)主演のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の第37回「秀長の国」が、9月27日に放送される。20日放送の第36回「姫若子(ひめわこ)と鬼若子(おにわこ)」は、秀長(仲野)が秀吉(池松壮亮/36)の補佐役らしさを見せ、多くの絶賛の声が寄せられた。

 同ドラマは戦国時代のど真ん中を舞台に、豊臣秀吉をすぐそばで支え、後世「もしも彼が長生きしていれば、豊臣の天下は安泰だった」とまで言わしめた、天下一の補佐役だった弟・秀長を主人公に、百姓だった兄弟が天下統一という偉業を成し遂げていく軌跡を描く、波乱万丈の下剋上サクセスストーリー。

 第36回では、織田信雄(山脇辰哉/29)と和睦したことで、秀吉と徳川家康(松下洸平/39)の戦はいったん収束したが、四国では、四国一統を悲願とする長宗我部元親(磯部寛之/43)が反旗を翻す。秀吉は、四国攻めの総大将に秀長を指名。秀長は、天然の要害・四国を圧倒的な力で攻め落とす大規模作戦を実行する。

 5万もの大軍に長曾我部軍は窮地に陥り、羽柴勢は一気に総攻めへ打って出ようと機運が高まるが、秀長は元親を「なんとかして説得したい」と語る。そのころ秀吉は京を訪れ、近衛家の前当主・近衛龍山(前野朋哉/40)に面会していた。それは、朝廷において帝に次ぐ最高位である“関白”の座を得るためで……という展開。

 元親に華やかな柄の女性物の着物を送り、以前、それを着ると穏やかな気持ちになれると秀長に話していたことを思い出させて降伏を促すなど、秀長らしさを強く出せた傑作回だった。秀吉の関白工作のいやらしさもあって、秀長の情が際立つという脚本のうまさ。元親役で予想外の好演を見せた、バンド[Alexandros]のベース・磯部も高評価だ。