■「なにわ男子」現場マネの数を増やして全面バックアップも……
その裏で、「なにわ男子にも危機が迫っているのでは」と言うのはキー局のドラマ関係者だ。
「なにわ男子は、V6が解散した2021年11月1日の11日後である12日に『初心LOVE』でCDデビューして、“V6ロス”に悩んだジャニーズファンの傷心をだいぶ救ってくれていた。去年はシングルを2枚、アルバムを1枚リリースし、コンサートツアーも開催するなど絶好調。
もちろん実力がなくては人気も出ないのですが……最近のタイアップのスピード感や各局出ずっぱりの状況が、話題作りに必死な感じに見えてしまうんですよね。ある意味、今、『週刊文春』がずっと報じている故・ジャーニー喜多川氏による、過去の所属タレントへの性加害報道や、退所ドミノを隠そうとしているような感じも……」
前出のドラマ関係者は続ける。
「なにわ男子は、今は目の前のことに必死で、走り続ける時期でしょう。しかし、事務所の力が強すぎて、本人の意思や実力が育ってきたときに分裂しかねない、と心配の声もあるんです。最年長でグループの副リーダー藤原丈一郎さん(27)は、入所からデビューまで17年9か月と歴代最長。苦労人とあり、グループをまとめあげています。
事務所もデビュー以降は現場マネージャーの数を増やすなど万全のバックアップ体制を敷いていますが、個々人でドラマや映画での活躍が進んできたとき、グループ活動を継続し続けられるのか……? という不安もあります」
事務所のイチ推しといっても、個々人の意向と折り合いがつかなければグループが空中分解することは有り得る話。それはキンプリが“証明”してしまっていることだ。
滝沢派閥の退社が相次ぎ、揺れるジャニーズ事務所。この先、事務所イチ推しのなにわ男子までも崩れれば、いよいよ大事なのだが……日本芸能界ナンバーワン事務所は、この難局をどう乗り越えるのだろうか――。