■平野・岸・神宮寺は「事務所の都合」に従わされたのか
前出の芸能プロ関係者が続ける。
「トラジャは、留学を経て2022年10月28日にデビューを果たしたわけですが、彼らのファンクラブの会員数は今、14万6000人ほどだと言われています。近年デビューしたグループは、最初に爆発的に会員数が増え、一気に50万人近くに達することも少なくありませんが、トラジャはそうではなかった。これも留学が影響したのかもしれません」
キンプリも海外に拠点を移すと、既存のファンが一気に減ってしまう――ジュリー氏を含む事務所上層部は、それを予想してキンプリの海外進出にいい顔をしなかった、ということなのだろうか。
「デビュー前から嵐のような国民的グループになることを宿命づけられ、事務所の期待を一身に背負ったキンプリに、リスクばかりが増え、ファンや会社の売り上げが減ってしまうような選択肢を与えるはずがなかった、ということでしょう。
経営者目線で考えると当然の選択なのかもしれませんが、平野さん、岸さん、神宮寺さんの3人にとってみれば、事務所サイドのビジネスの都合に従わされた、ということにもなりそうで、夢へと最短距離で突き進みたい平野さんたちは退所することを決断したのではないでしょうか」(前同)
平野、岸、神宮寺の脱退まであと9日――3人は退所後の未来をすでに見据えているのだろうか。