秋ドラマは芦田愛菜(22)主演『南田南弁護士は天才肌』(カンテレ制作、フジテレビ系/月曜午後10時~)、今田美桜(29)主演『メリーベリーラブ』(日本テレビ系/水曜よる10時~)と、かたや大ヒット韓ドラのリメイク、かたやモロに韓ドラすぎるオリジナルと、韓ドラ系の作品が並んだ。しかし、その狙いは大きく違い、視聴率も明暗が分かれている。
まず『南田南弁護士は天才肌』は、22年に韓国のENAチャンネルで放送され、Netflixで配信されて世界的なヒットを記録したドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のリメイク。自閉スペクトラム症の新人弁護士・南田南(芦田)が、社会の中でさまざまな壁にぶつかりながらも、独自の視点とひらめきで数々の難題に挑んでいく法廷ドラマ。
韓ドラをリメイクする場合、オリジナルに寄せすぎると国内地上波にハマらないし、まったく変えるとオリジナルのファンから反感を買うしで、チューニングがなかなか難しい。しかし本作は、オリジナルの設定をうまく国内向けにアレンジし、初回の平均世帯視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好調発進。さらに、韓ドラファンからも高い支持を受けている。
これは、子役のときから繊細な泣きの演技などを高く評価されていたが、成人後、さらに演技力を急速に伸ばしている芦田愛菜の起用も大きい。自閉スペクトラム症という難しい役柄の主人公を、オリジナルをなぞるでもなく、自分のものとして見事に表現。アレンジを入れつつも、オリジナルファンを納得させる演技を見せている。