今年も数多くの事件やドラマがあったプロ野球。球界関係者3人による大好評の「覆面座談会」特別編(全2回)をお届けします。前編ではシーズンの総決算として、各球団の「戦犯&救世主」を総ざらい。ストーブリーグ(裏)情報も言いたい放題、舞台裏を全部書きます!!
※本記事の情報は、座談会開催時のものです。記事公開時点では、巨人の新監督人事、ドラフト会議の結果、各選手のFA・移籍動向、年齢・成績などが変わっている場合があります。本文は座談会当時の発言のまま掲載しています。
<座談会出席者>
A:スポーツ紙デスク スポーツ紙一筋30年。セ・リーグの責任者。
B:スポーツライター 球団職員から記者に転身。パ・リーグの情報通。
C:週刊誌記者 ネタは足で稼ぐ週刊誌記者。大リーグ事情にも精通。
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──今回はシーズンの総決算。各球団の戦犯&救世主は誰か? といったところから始めてください。
A 初のリーグ連覇で戦犯ってのも、おかしな話だけど、阪神なんかは、やっぱり藤川球児監督じゃない?それくらい、あのCSでの負け方はひどかった。ここ一番での監督としての引き出しの少なさが、図らずも露呈しちゃった感じだよね。
B 実際、9月に喫した7連敗時もそうでしたが、主砲の佐藤輝明(27)と森下翔太(26)が機能しないと、もうお手上げ。そこを、どう乗り切るかという“プランB”が見えてこない。最後の最後で、「俺が育てた」と言える数少ない若手でもあった木下里都(25)と工藤泰成(24)に回またぎをさせて敗れたというのも、妙に象徴的でしたよ。
C しかも、終わったとたんに、1軍総合コーチの藤本敦士と打撃チーフの小谷野栄一が退団。和田豊ヘッドも配置転換との報道が出た。巷の虎キチからは「連覇の今こそ必要な変化」なんて擁護もあるけど、話はそんな単純じゃない。関係が良好なら、そもそも辞める必要はないんだから(笑)。
A ベンチが空中分解寸前って話は、かなり前から出ていたからね。祝賀ムード一色になってもよさそうな優勝翌日でさえ、各紙とも論調はシブめ。
一昨年まで藤川監督と専属契約を結んでいた“身内”の報知まで、「首脳陣間の連係はうまくいかず、閉塞感が漂った」と、ハッキリ書いたほどだからね。
C サトテルのポスティング容認で、来季以降は間違いなく移籍ドミノも起きる。審判の判定に食ってかかったり、全力疾走をしなかったりと、精神的に未熟な面もある森下が、兄貴分たるテルの不在で、どう変わるかは見ものですけどね。