■パ・リーグ総括 ソフトバンクが2位に11.5差の圧勝

──一方、パに目を向けてみると、2位に11.5差を付けるソフトバンクの圧勝ぶりが際立ちましたよね。

B 球団21年ぶりの40発に乗せた栗原陵矢(30)もスゴいけど、個人的に殊勲賞には正木智也(26)を推したい。プロ4年間で通算12本塁打の男が、今季だけで28本塁打。そんな生きのいい打者が不動の1番にいるんですから、そりゃあ強いに決まっているよね。

A 対して、優勝宣言をしていた新庄剛志監督の日本ハムは、そのソフトバンク相手に5勝18敗2分と惨敗。CSも含めて敵地・福岡で1勝しかできなかった、というのも痛かったね。

C その点でも戦犯は有原航平(34)でしょ。ライバルから勝ち星を奪って、さらに上乗せ、というのを期待して獲ったのに結局、勝てなかったわけだから。

B まあ、そこは、レギュラーほぼ固定の阪神やソフトバンクのような戦い方に今一歩、踏み切れなかった新庄にも問題はあるよ。郡司裕也(28)ら、核となる選手の不調はあったにせよね。

A ヤクルトと同じく下馬評は低かった、というところで言えば、西武の2位躍進はもう万々歳。ヤクルトと違ってジリジリ下がっていかなかったのは、単純に投手力の差だろうね。

C ルーキー捕手の小島大河(22)が20発近く打てるようになったら、面白くなりますよ。エース格の平良海馬(26)はメジャー移籍が確実としても、こと西武には、主力が抜けると誰かしらが出てくる伝統もある。個人的にも来季、楽しみなチームの一つですね。

A 確かに、今年だけで投手陣が6人もトミー・ジョン手術を受けているオリックスよりは、よほど伸び代もある。加えてオリックスは、13勝で最多勝獲得のエスピノーザ(28)まで流出しそうな雲行き。ともすれば来季一番の目玉が、獲得が取り沙汰される藤浪晋太郎(32)と森友哉(31)の“大阪桐蔭バッテリー”になる可能性も十分ある。

B 宮城大弥(25)の復帰も、早くて来年のGWあたりというからね。最終的に5位のロッテにも1・5差まで迫られたところからすると、来季は今以上に厳しくなるかもしれないね。

C ロッテに関して言えば、山口航輝(26)が、球団の日本人選手では落合博満以来40年ぶりにシーズン30発をクリアするなど、光も見えている。あとは、背信が続いた小島和哉(30)に替わるエース格をいかに育てるか、でしょう。

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