■巨人は橋上代行が「救世主」 DeNA・牧の存在感は別格

──他のセ5球団は、どうでしょうか? 巨人などはもう、阿部慎之助前監督の逮捕に尽きるかな、と。

A 屋台骨がポッキリ折れたわけだからね。そう考えると、あそこからきっちり立て直して、最後まで優勝争いを演じた橋上秀樹代行の手腕は、もっと評価されてしかるべき。救世主を挙げるとすれば、彼しかいないよね。

B そこはもう、誰も異論はないんじゃない? パをメインに観ている我々からすると、今の巨人は「こんなヤツいたんだ」という選手ばかり。ユニフォームの背ネームもないから、ホント誰だか分かんない。そんな戦力で2位は立派だよ。

C そういう意味で、DeNAには、それなりの役者がそろっていた。とりわけ、牧秀悟(28)の存在感はやはり別格でしたよ。ここぞという場面で、チームを一つにする一発をきっちり打つ。周囲を巻き込んで、その気にさせる能力だけで言えば、同学年のサトテルよりも上のような気がします。

B 新たに創設された『長嶋茂雄賞』は、さすがに三冠王まで獲ったサトテルが、最有力だろうけどね。

A あとまあ、広島の戦犯は、なんと言っても“ゾンビたばこ”だし、前半戦頑張ったヤクルトには今季の敢闘賞をあげてもいい。ヤクルトの“春の珍事”がなかったら、阪神だってもっと早い段階で独走態勢を築けていただろうからね。

B 逆に開幕前はダークホースと目されていた中日は、またしても最下位。これはやっぱり井上一樹監督の采配に難があるわけ?

C 総得点と総失点から、そのチームの本来の強さを導き出す指標“ピタゴラス勝率”だと、今季の中日は4割8分4厘。広島やヤクルトが、ともに4割前後ということから見ても、それだけ勝てる試合を落としている。そこはもう、監督の責任以外にないですよ。序盤から送りバント、みたいな消極的な作戦も目につきましたしね(笑)。