堺雅人(53)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』の第22話(第2シーズン12話)が10月25日に放送された。同回終盤では、敵組織「シンシー」の魔の手が、主人公・乃木憂助(堺)の自宅に迫ることに。バルカの少女・ジャミーン(本間さえ/12)と、乃木の恋人・柚木薫(二階堂ふみ/32)らが絶体絶命の状況を迎えている――。
【以下『VIVANT』第22話までのネタバレを含みます】
『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助の活躍を描いた超大作ドラマ。謎のテロ組織「テント」の正体を追う2023年7月期の第1シーズンでは、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台にした壮大な物語が描かれた。
そして現在放送中の第2シーズンでは、第1シーズンで「テント」関係の任務に携わった別班員5名が、中国の秘密諜報組織「シンシー」に拉致される事件が発生。拉致された別班員は、アゼルバイジャンに隣接する「ゴルバド共和国」(※架空の国)の「シャキ城」に囚われていたが、乃木ら奪還チームは彼らを救出。第21話で飛行機が無事に離陸して、敵地・ゴルバドからの完全脱出に成功した。
一方で、警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部寛/62)は依然としてシンシー本部に監禁されたまま。野崎はシンシーの劉銘軒(リュウ・ミンシュエン/堺、一人三役)の策略で従順な“精神的奴隷”と化したとされていて、彼のなすがままになっている。
第22話では、野崎の協力者で、同じく拘束されていたドラム(富栄ドラム/34)が脱獄して暴れ、劉に腹部を6発撃たれてしまう。リュウは額にも撃ち込んでトドメを刺そうとするが、すでに弾切れだったこともあって、そのまま本部の裏庭に埋められてしまう。
しかし、事前に野崎と思しき人物からメールを受け取っていたチンギス刑事(バルサラハガバ・バトボルド)によって、ドラムは救出される。医者たちは「しかし、こんなに撃たれてなんで生きてるんだ」と不思議がるが、実はドラムは分厚い筋肉が銃弾を食い止めていて、臓器を傷つけていなかった――という展開。
そして、乃木サイドも絶体絶命の状況だ。シンシーの樊林杏(ハンリンシン/宮下今日子/51)は、バルカの少女・ジャミーン(本間)を狙っているが、彼女が乃木家に滞在していることを野崎が明かしたせいで、家にシンシーの魔の手が迫る。助けに来たチンギスと乃木の義兄弟・ノコル(二宮和也/43)、家にいた薫(二階堂)の全員がスナイパーに狙われてしまい、乃木は救出に向かう――という場面で、第22話は終了した。
乃木サイドも野崎サイドも最大級の窮地を迎えている状況だが――視聴者の間では、野崎とリュウがシンシーを倒すために――秘密裏に協力しているのではないか、そして、それによって乃木も窮地を脱するのではないか――そんな展開を予想する考察が出てきている。
まず根拠の1つとされるのは、野崎はジャミーンの所在など多くの情報をシンシーに教えている一方で、少なくとも劇中では、自身も死の偽装工作に加担した“テントの創設者・ノゴーン・ベキ(役所広司/70)が生きている”という超重要な情報をシンシーに明かしていないこと。つまり、“精神的奴隷”の件は、リュウと示し合わせての演技である可能性があるということだ。
また、リュウが野崎を愛していることは彼の部下にとっても周知の事実のため、第22話で2人が黒い幕の中で密会する際にも、「今日は3時間ね」と伝えると、見張りの部下はそれを信用して、すぐにいなくなってしまった。しかもリュウは監視カメラも切らせたうえ、大音量でBGMまで流している。ここで重要な作戦会議などをしていても不思議ではない。