堺雅人(53)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』の第23話(第2シーズン13話)が11月1日に放送された。最終回(11月8日)直前でもある同回ラストは、準主人公で警視庁公安部の捜査官・野崎守(阿部寛/62)が胸を銃で撃ちぬかれる衝撃的な場面で幕を閉じた。しかし、視聴者の間では“野崎が生きている”――という考察が沸騰している。

【以下『VIVANT』第23話までのネタバレを含みます】

『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助の活躍を描いた超大作ドラマ。謎のテロ組織「テント」の正体を追う2023年7月期の第1シーズンでは、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台にした壮大な物語が描かれた。

 そして現在放送中の第2シーズンでは、第1シーズンで「テント」関係の任務に携わった別班員5名が、中国の秘密諜報組織「シンシー」に拉致される事件が発生。乃木らは救出に成功するが、その過程でシンシーが科学者エリシャ・ママドフ(Manaf Dadashov)から核融合技術を手に入れようとしていること、カギを握るエリシャの娘・プリシャが、実は第1シーズンで乃木が出会ったバルカの少女・ジャミーン(本間さえ/12)であることなどを知っていく。

 第23話では、乃木と別班員・黒須駿(松坂桃李/38)が、エリシャを監禁している情報ブローカーのタイラン・グリエワ(Milza Aghabayli)の屋敷を訪れて、エリシャから直接情報を聞き出すことに成功する。

 ところが、タイランはシンシー側についた方が儲かると考え、乃木らを裏切り、乃木と黒須は身柄を拘束されてしまう。さらにシンシーは情報を独占するため、先にシンシーに拘束されてタイランの屋敷に同行させていた警視庁公安部の捜査官・野崎の抹殺も画策。シンシーに属する劉銘軒(リュウ・ミンシュエン/堺、一人三役)は「さようなら愛しき人よ」と告げ、手にした拳銃の引き金を引く。野崎の胸元からは血しぶきが――という展開で幕を閉じた。

 野崎はダブルエージェント(二重スパイ)としてシンシーに潜入しようとするも、彼をよく知るリュウに見抜かれて失敗。第17話でエージェントのドラム(富栄ドラム/34)と一緒にシンシー本部に監禁されてしまう。野崎は餓死寸前まで追い詰められ、それをリュウが自作自演で救済したことで“精神的奴隷”と化してしまったとされ、実際に野崎は彼のなすがままになっている。

 そんな野崎とリュウだが――視聴者の間では、実は最初から結託していて、樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子・51)ら他のシンシーたちを欺いているのでは、と見る向きも多い。リュウが野崎を愛していることは本心であろうことに加えて、5年ぶりの再会を果たしてから、お互いに数字やジェスチャーで暗号を送りあっているかのような違和感のある描写もあったからだ。

 また今回、野崎は胸を銃で撃たれたが――第22話では、リュウが部下や監視カメラもない黒い幕を張った牢の中で、野崎と3時間密会する“空白の時間”があった。リュウが野崎の牢に入った時は、野崎のシャツは1つボタンがはずれていたが、劉が出た後は第2ボタンもはずれていて、ここで防弾チョッキを仕込んだのではという考察も多い。