■草川拓弥の名前から”超特急”が消えたワケ
TBS関係者が語る。
「ジャニーズ事務所は、タレントの“格”や“並び”にすごくこだわる事務所だといわれています。また基本的にジャニーズは、自社のタレントと非ジャニーズの男性グループメンバーが共演するのを好まない。
『ラストマン』で“King&Prince”や“ライス”は表示されたのに、“超特急”がなかったのは、制作サイドがジャニーズサイドに気を使って、“超特急”という名前を出さないようにしたのです。一方で、お笑いコンビ・ライスの名前がクレジットに表示されたのは、あくまでも本業はお笑い芸人であり、俳優ではないと分かってもらうためです」
ただし、ジャニーズ所属のタレントでも、クレジットでグループ名が表記されないケースも少なくない。
たとえば、現在TBSで放送中のドラマ『王様に捧ぐ薬指』(火曜・22時~)には、Hey!Say!JUMPの山田涼介(30)、なにわ男子の長尾謙杜(20)、ジャニーズJr.内ユニットGo!Go!Kidsの田仲陽成(14)、同じくジャニーズJr.の高橋奏琉(12)という4人のジャニーズ事務所所属タレントが出演している。
このうち、山田涼介はエンドクレジットにグループ名の併記はないが、その他の3人については“長尾謙杜(なにわ男子)”、“田仲陽成(Go!Go!Kids/ジャニーズJr.)”、“高橋奏琉(ジャニーズJr.)”とグループ名が併記されている。
テレビ局関係者がいう。
「ジャニーズのタレントでも主役クラスであれば、グループ名の併記がないパターンが多い。一方で若手の場合、ジャニーズ事務所からの指示でグループ名が併記されます。
地上波ドラマの場合、主演クラスのキャストと同じ事務所のタレントが“バーター”で出演することもよくあり、『王様に捧ぐ薬指』もそのケースでしょう。売り出すためのバーターなのだから、“グループ名は絶対に出してくれ”という要請がある」