■櫻井翔は「出なくて正解」だったのか「コメントすべき」だったのか
夜のニュースでの対応も分かれた。『news23』はトップで扱い、元ジャニーズJr.で俳優の橋田康(37)のコメントVTRを放送するなど、踏み込んだ内容だった。一方で、最も注目されたといっていい嵐の櫻井翔(41)が月曜日のキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)ではどうだったのか。
「『news zero』でも、これまでの経緯とともに同問題を扱いました。しかし、櫻井さんを画面に映さない状態で、有働由美子キャスター(54)が”番組で話し合って”と前置きしたうえで、1人でコメント。性加害を否定する姿勢を強く示しました。
もちろん、現実的にここで櫻井さんが何か言うのは非常に難しかったと思います。それでも毅然とした態度で何かしらのコメントをしていたら、事態は大きく動いたでしょう。視聴者からも、《至極当たり前の判断》と番組及び櫻井さんへの理解を示す一方で、残念がる声も上がっていましたね。ただ、これが今の日本のメディアの限界、というところなんでしょうね……」(前出のテレビ局関係者)
ジュリー社長の公への登場が“大きな一歩”とする声もあるが、民放各局のジャニーズ事務所への“及び腰”ばかりが目立つ結果となっている今回の報道。こんな状態では視聴者は、地上波テレビにもジャニーズにも、不信感がつのるばかりだ。