■テレ朝・深夜の「若手チャレンジ枠」が仇に?
現在、この放送回はテレビ朝日の動画配信サイト「TELASA」でもすでに配信されていない。番組HP上にも、《ブランド側に許諾を求めていませんでした》と記したうえで《多大なるご迷惑をおかけしたことお詫び申し上げます》との文言が掲載されている。まさに、このままお蔵入りとなりそうな雰囲気だ。
今回の騒動が起きた背景について、テレ朝関係者はこう話す。
「テレビ朝日の木曜深夜枠は、基本的に若手スタッフの“チャレンジ枠”で、よっぽど視聴率が悪かったり、内容がよくなかったりしない限り、“自由に作らせる”という方針なんです。『テレビ千鳥』も演出こそ、『アメトーーク!』(木曜・23時15分~)を手掛ける加治倫三さんが担当していますが、スタッフは基本的に社内の若手。そういったなかで、多少攻めた内容になりやすい傾向があるのはたしか。
今回は“正面チャック2枚男性器出し変質者”という強いワードをテロップにして大きく映し出していますが、これは今の時代、テレビ業界的に挑戦的な発言であるのは間違いない。あくまでもおしゃれな服が着こなせない大悟をノブがイジるという構図なのですが、デニムそのものをイジっているように受け取られてしまいましたよね。
さじ加減がわかっているベテランのスタッフなら、大悟の発言はカットしなかったとしても、失礼なたとえをした大悟を“悪者”にするような演出もできたはず。そのあたりのフォローが上手くできてなかったということでしょうね」