■『まつもとtoなかい』や「日曜劇場」よりも数字はいいが……

 前出の制作会社関係者が続ける。

「初回は香取慎吾さん(46)がゲストで“SMAP共演”が実現するなど、『まつもtoなかい』は物凄い勢いとパワーを感じさせますよね。その注目度、そして視聴率は凄かったわけですが、当然、同番組の影響もあるでしょう、ここ最近、日テレの日曜日では『行列』になるとコア視聴率が急落するんです。

 5月14日の『鉄腕ダッシュ』のコアは6.0%、『イッテQ!』は8.7%でしたが、『行列』は4.4%と、前番組から半減してしまう。ただ、これはそこまで悪い数字でもありません。むしろ良い。

 同日の『まつもtoなかい』はコア3.3%、日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)は3.9%でしたから、これらの番組よりもいいんです。しかし、日テレは伸びしろや将来性のない番組は視聴率関係なく打ち切る局でもありますからね。

 長年番組に出演するタレント、ベテランスタッフがいる手前、打ち切りの話を出すのは難しいという側面もありますが、日テレ上層部内の間では間違いなく打ち切りの候補に入っているはずですよ」

■『ふしぎ発見!』は38年目の大改革

 1986年4月にスタートしたTBSの老舗番組『世界ふしぎ発見!』も、視聴率は振るっていない。5月13日のコア視聴率は2.0%だったという。

 同時間帯の『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)はコア4.0%、『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)は6.0%だった。

「コア視聴率ではまともに戦えていません。ただ、番組はこの4月、38年目にして草野仁さん(79)から石井亮次さん(46)にMCが変わったばかり。石井さんの評価は業界内でも高く、視聴者からの好感度も抜群です。

 今はお試し期間でしょうし、リニューアルなどの試行錯誤もしていくはず。今後の伸びしろに期待したいですよね」(制作会社ディレクター)

※画像は『世界ふしぎ発見!』の公式ツイッター『@fushigi_hakkenP』より