■“お笑い怪獣”明石家さんまも「裏番組に食われつつある」

 ネプチューンがMCを務める『ネプリーグ』も2003年から続く老舗番組だが、やはりコア視聴率は良くない。5月8日放送回は1.9%で、同時間帯の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)は5.3%と、3分の1ほどしか取れていないという。

「ドラマや映画などの番宣ゲストが多く、“番宣番組”という役割もある番組ですが、厳しく言えば、典型的な“ただ続いているような番組”とも言えそうです。

 同じフジですと『ホンマでっか!?TV』もここにきて、明らかに数字と勢いを落としています」(前出の制作会社ディレクター)

 明石家さんま(67)をMCに迎えて2009年10月にスタートした『ホンマでっか!?TV』だが、5月10日のコア視聴率は2.1%だった。

「昨年4月、同時間帯でくりぃむしちゅー上田晋也さん(53)MCの『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)がスタートしましたが、これが大きく影響して数字がガクンと落ちてしまっています」(前同)

 10日の『上田と女が吠える夜』のコア視聴率は4.6%だった。

「ダブルスコア以上ですからね。両番組とも同じトークを中心としたバラエティ番組ですが、勢いがあり、よくネットニュースに取り上げられるなど、話題性があるのは『上田と女が吠える夜』なんです。“お笑い怪獣”のさんまさんといえども、老舗番組につきもののマンネリ化、視聴者の飽きからは逃れられないということなのかもしれません……」(同)

 一時代を築いてきた各局の老舗番組の終焉は近いのだろうか――。