■永瀬・高橋2人体制で“消える”企画
前出の制作会社関係者が続ける。
「キンプリからの3人脱退を何も聞かされていなかった日テレの本音としては、平野さん、岸さん、神宮寺さんの脱退の前、4月の改編期とかに終わらせたかった。しかし、ジャニーズ事務所との関係もあって延命した、という話もあります。実際、番組継続が決まり、現場スタッフは頭を抱えていたそうですからね。
『キンプる。』は、企画そのものの面白さ以上に、キンプリの5人がワチャワチャ楽しむ姿が視聴者から大人気でした。裏を返すと、2人だけで続けていくのは非常に難しい番組、ということ。分かりやすい例では、“チーム対抗戦”は2人じゃできませんよね。
高橋さんと永瀬さんは、当事者なのに蚊帳の外で大人の事情に振り回されている“被害者”とも言えそうです……」
たとえば、グループ全体で行なう人気企画に「日本語禁止 English Cooking」というものがある。2対2でチームを組み、残った1人が指示役(岸が多い)になって、英語で料理のレシピを説明して、ちゃんとお題の料理を美味しく作れた方が勝ち、という対決企画だ。これを2人だけでやるのは極めて難しいだろう。
「ほかにも“5人で協力して一定のお題をクリアする『キンプるファイブ』”などもありました。そもそも、2人だけでやって番組全体が盛り上がる企画そのものが少ないですよね……。
将来性を見込んで60分枠に拡大したわずか7か月後に3人が脱退発表。この時点で大打撃ですが、本当の意味で“地獄”となるのは、平野さん、岸さん、神宮寺さんが抜ける5月からの、残る半年ほどの間です。
高橋さんと永瀬さん、そしてスタッフのほかにも、苦労を強いられる人はいますね」(前同)