■求められていない芸人のリアクション、Jr.の投入も……

 キンプリが永瀬と高橋の2人となった後、『キンプる。』で苦労を強いられる人とは――。

「進行担当の劇団ひとりさん(45)と、“教官”のアンタッチャブル山崎弘也さん(47)です。『キンプる。』はいろいろ無茶な企画に挑戦する番組なので、芸人枠の2人がうまく収拾をつけてくれていたんですが、これが今後は逆効果になる恐れがある。

 たとえば、“メンバー1人の企画を残る全員が観客として楽しむ”というタイプのものも『キンプる。』では定番ですが、キンプリが2人になると、必然的に“観客”の数も減りますよね。2人だけだとリアクションが足りない。でも視聴者は、ザキヤマさんやひとりさんのイジリやリアクションを観たいわけでもない……。ですが2人がはしゃがないと番組は盛り上がらないですからね。

 ジャニーズJr.など若手が投入される可能性もありそうですが、そうなるとどんどんキンプリ色が薄まって、誰の番組か分からなくなってくる。やはり、メインが永瀬さん、高橋さんの2人だけの1時間番組は、どう考えてもキツいですよね……」(前出の制作会社関係者)

 番組のレギュラー化が決定した当時、永瀬と高橋はこうコメントしていた。

「見てくださる方たちと、自分たち、そして芸能界の先輩たちと一緒に楽しみながら、そして初の冠番組のレギュラー放送となるので、自分たちの成長のきっかけになればいいなと思いました」(永瀬)

「音楽活動やお芝居のお仕事など、いろんなジャンルでお仕事をやらせていただいていますが、この番組をみたらKing&Prince本来のワチャワチャした姿が見られるよねという、ホーム感のようなものを感じてもらえるような、そんな番組にしていきたいです」(高橋)

 高橋の言う通り「ワチャワチャしたホーム感」が人気を博して1時間番組へと拡大した矢先に起きた脱退騒動。5月から冬までの約半年間は、番組関係者、そして永瀬と高橋にとって、試練の時となりそうだ……。