創業者のジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題がここにきて大きく報じられるようになり、存亡の危機に直面しているという声も出る状況にあるジャニーズ事務所。

 5月21日には“長男坊”の東山紀之(56)がMCを務める『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)でこの問題に言及。

「今回の喜多川氏に対する元Jr.たちの勇気ある告白は、真摯に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは切実で、残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生への影響は計り知れません」

 と話し、

「現在、在籍しているタレントはどうすべきなのか、告発されたみなさんにどう対処するべきなのか、そもそも『ジャニーズ』という名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともにすべてを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなくてはならないと思っています」

「ジャニーズ」という名前自体の存続も含め、今後について語った。

「ジャニーズへの大逆風のなか、今年の『NHK紅白歌合戦』がどうなっていくのかにも、注目が集まっています。NHKは『クローズアップ現代』で“ジャニー氏の闇”を大きく取り上げましたからね」(制作会社関係者)

■桑子アナが『クロ現』で「重く受け止めています」とコメント

 5月17日の『クローズアップ現代』では、ジャニー氏の加害問題を特集した「“誰も助けてくれなかった” 告白・ジャニーズと性加害問題」を放送。

 番組冒頭には進行の桑子真帆アナウンサー(35)が「なぜこの問題を報じてこなかったのか。私達の取材でもこういった声を複数いただきました」と切り出し、「海外メディアによる報道がきっかけで波紋が広がっていること、私たちは重く受け止めています」と自戒を込めて話す場面もあった。

「自局で大きく報じたこともあり、これまで通りの『紅白』ができるのか――ということですよね。今までも“ジャニーズタレントを出しすぎではないか”という指摘はありましたし、ここで変わらなければ、NHKも視聴者から冷ややかな目で見られることになるでしょうからね」(前同)