■低下しつつある“櫻井翔ブランド”の復活を期す戦略!?

『SHOWチャンネル』は、嵐の活動休止に伴い『嵐にしやがれ』と入れ替わる形で当初『1億3000万人のSHOWチャンネル』として2021年1月16日にスタート。初回視聴率は世帯13.0%、個人8.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)を記録していた。

 しかし、2年後の現在、2023年1月14日放送回は、世帯6.5%、4.3%と、およそ半分にまで数字を落としてしまっているのだ。

「それだけに、“キャスター・櫻井”に今後も期待する日テレは、櫻井さんの人気を盛り上げたい気持ちが強くあるのでしょう。『大病院占拠』については、あえて櫻井さん以外に“数字が取れそうな役者”を使わず“櫻井推し作品”になっているだけでなく、主題歌は若い視聴者に絶大な人気を誇るジャニーズの後輩・Snow Manの新曲『W』を起用。

 さらに、ドラマ視聴者からは、ボイスチェンジャーで加工された声の感じや露出している顎のラインなどから、テロリストの1人がSexyZone菊池風磨さん(27)だ、とSNSでは確信レベルで広まっていて、そうであるならば、若い層の獲得を狙っているところが多分にありそうです」(前出の制作会社関係者)

『大病院占拠』はシナリオもアクションも、ハラハラドキドキのサスペンスで、制作に実に気合いが入っており、評判も上々だ。

「もちろん、ドラマの成功を第一に、役者もスタッフも頑張っているでしょうが、日テレ上層部はさらなる狙いとして、“『SHOWチャンネル』と『大病院』の2時間連続で櫻井さんを出す”というのを1クールかけて行ない、あらためて、櫻井さんを“日テレの顔”として認識させたところで、『news zero』の出演数を増やす、という計画を描いているのでは、と見られていますね」(前同)

『大病院占拠』について「まるで10時間分の映画を見るように、続きが気になってゾクゾクする作品」と評している櫻井。

 この主演ドラマでどこまで存在感を発揮できるかが、今後の『SHOWチャンネル』や『news zero』の数字にも関わってくるかも!?