「ここまで体当たりで男臭いキャラクターは初めてかもしれないので、自分にとってもチャレンジが詰まった作品になる」

　嵐の櫻井翔（４０）がこうコメントした、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠の主演作『大病院占拠』が、１月１４日にスタート。櫻井が初となる“刑事”を演じることや、従来の爽やかなイメージを覆した泥臭いビジュアルなどからも注目を集めていた。

「櫻井さん演じる刑事は、過去に不可抗力で犯人を死なせてしまったのがトラウマで休職し、妻子と別居。総合病院でカウンセリング治療を受けていたら、鬼の仮面をした謎の集団に病院を占拠され……というストーリーです。『ダイ・ハード』や『２４』に近いようなイメージですね。

　ちなみに、日テレは過去に韓国ドラマ『Ｖｏｉｃｅ』をリメイクした『ボイス１１０緊急指令室』を２０１９・２０２１年に放送していましたが、そのスタッフが集結して作られたのが今回の『大病院占拠』。蓄積された海外ドラマふうのノウハウが、生かされていると言えます。

　また、主演ということを差し引いても、“役者・櫻井翔をカッコよく撮るか”を非常に強く意識したような画作りをしている印象を受けましたね」（テレビ誌編集者）

“爆発に巻き込まれて壁に叩きつけられる”というアクションにノースタントで挑んだり、テロリストに見つかるまいと、常に極限状態で緊迫した無線機片手の表情のアップが多用されており、第１話は櫻井ファンにとって非常に満足のいく作品だったことだろう。