■ホンダ「私たちの大切な仲間である5人」

 そんな「Hondaハート」とキンプリの絆は深い。昨年11月4日、平野、神宮寺、岸が脱退し、キンプリは永瀬と高橋の2人で活動を継続することが明るみに出る。プロジェクトの継続やキンプリ起用が危ぶまれる声もあったが、ホンダはその後もキンプリを起用し続けてきた。前出のエンタメ誌ライターが続ける。

「”Hondaハート”1周年と脱退発表のタイミングが重なってしまったんです。プロジェクトやCMから降ろされるのではないか、という心配の声もありましたが、ホンダはキンプリを継続して起用しつづけた。

 そればかりか、”Hondaハート”の公式ツイッターは、11月9日の1周年の投稿で、《私たちの大切な仲間である5人とともに、お届けします》という言葉とともに、新規動画コンテンツを公開。12月には新CMも発表されました。その懐の深い対応に、ファンからは“救われた”という感謝の声が殺到しました」

 その後も、「Hondaハート」公式ツイッターは“キンプリ愛”を見せ続けた。

「たとえば第4弾の動画『安全篇』を投稿する時間は、メンバーの誕生日に合わせられていました。岸さんが『9:29』、神宮寺さんが『10:30』、永瀬さん『1:23』、平野さん『1:29』、高橋さん『4:03』といった具合です。3人が脱退となる5月22日までの数日間は、

《その道のりは果てしない。それでもやる、頭と、心と、手を動かして。》

といったように、キンプリ及びファンを勇気づけるようなメッセージを連投していました」(前同)