■単語や固有名詞が出てこないことも……
前出の民放キー局関係者が続ける。
「ここ最近はさんまさんの中でも以前にも増して思うところがあるようで、周囲からも“もしかするといよいよ……”という声が出ているんです。“いつまでできるかわからない”といったことを言うようになったそうですし、ここ最近は収録現場で言葉に詰まったり、“あれなんやっけ……”と単語や固有名詞がなかなか出てこない場面も増えてきているといいます。
以前はそんなことはなく、撮ったものをそのままオンエアするぐらい軽妙なトークが売り物だったさんまさんが、です。もう67歳ですから、記憶力や瞬発力は衰えても仕方がないのですが、そういったことが目立つようになり、編集で自然に見えるようにカットすることもあるそうですからね」
5月20日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)では、吉本興業会長の退任を受け、さんまが「会長が万博のほうに行くっていう、会長辞めて」と切り出し、「社長から連絡があって、“会長がこうこう……で、会長職というのは空きますからよろしくお願いします”って言うから、“ほんなら俺、7月から会長になるわ”って言うた」と振り返った。
もちろん、さんまの冗談だったが、社長は3秒ほど沈黙したのち「やめてください」と拒否。これにさんまは「俺、会長になったらあかんねんて。会長の器やねんもう」と苦笑していた。
「芸能界から一線を退いて吉本の会長に収まる、冗談みたいな話ですが、将来はゼロではないのかもしれませんね。それぐらい今のさんまさんは弱気になることもあるそうで、『ホンマでっか!?』が『上田と女が吠える夜』に惨敗していることも要因の1つかもしれませんね」(前同)