■「昔の恋のから騒ぎ見てるみたいで面白い」

『上田と女が吠える夜』に関しては、1994年4月から2011年3月まで放送されたさんまMCの『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)に似ている、という指摘も少なくない。ツイッターには、

《プロ版恋のから騒ぎですやんww》
《上田と女が吠える夜を初めてちゃんと見てるが、スキームはから騒ぎとほぼ同じやね》
《上田と女が吠える夜、面白い。昔の恋のから騒ぎ見てるみたいで面白い笑》

 といった声も寄せられている。

「『から騒ぎ』に出ていたのは一般女性でしたが、『上田と女が吠える夜』は女性芸能人バージョンといったところですよね。出演者やゲストのしゃべったことに上田さんが巧みにツッコんでいく、という点も『から騒ぎ』と重なりますし、それぐらい『から騒ぎ』は完璧なフォーマットだったということではないでしょうか」(前出の民放キー局関係者)

 その『から騒ぎ』的な『上田と女が吠える夜』が、今はさんまを苦しめているというのはなんとも皮肉だ。

「加えて、番組の監修を担当するのは『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の企画・演出を務めるエース局員ですし、構成には当代ナンバーワンの売れっ子放送作家と名高い桜井慎一氏も入っていますからね」(前同)

■番組開始から14年で“マンネリ化”も否めない

 桜井氏は『しゃべくり007』、『月曜から夜ふかし』、『マツコ会議』(すべて日本テレビ系)、『マツコの知らない世界』、『サンデージャポン』、『それSnowManにやらせて下さい』(すべてTBS系)などの人気番組を担当している。

「たしかにこれでは『ホンマでっか!?』はなかなか太刀打ちできないかもしれませんよね。かつてのさんまさんだったら、その人気と実力で『ホンマでっか!?』の人気をけん引できたかもしれませんが……さすがにもう67歳ですから、若い層のコア視聴率を持っているとは言い難い。

 それに番組は開始から14年ですから、マンネリ化は否めません。さんまさんの看板番組の終焉もいよいよ近そうです……」(同)

『上田と女が吠える夜』が“お笑い怪獣”さんまに引退を決意させる!?