■製作総指揮「私たちが求めているカリスマ性、明るさ、遊び心、感受性、ウィットなどをもたらしてくれる」
また、同作のラン・テレム製作総指揮は、
《蒼汰は私たちが求めているカリスマ性、明るさ、遊び心、感受性、ウィットなどをもたらしてくれると感じました》《準備万全で、自らのセリフはもちろん、脚本をすべて把握できているのは明らかでした》
と太鼓判を押していた。本作が、福士にとって“同期のライバル”に対する逆転の一手となるかもしれない。
それというのも、福士は2011年に放送していた平成仮面ライダーシリーズ第13作『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で主人公“如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ”でブレイクしたが、同作に2号ライダー“朔田流星/仮面ライダーメテオ”として出演していたのは、いまや大河ドラマ俳優としても名高い吉沢亮(29)だった。
『フォーゼ』は、“天ノ川学園高校”を舞台にしたシリーズ初の本格的な学園ドラマ作品。
福士が演じた主人公の弦太朗は“リーゼントに短ラン”という強烈なビジュアル、「学校の連中全員と友達になる」というモットーを筆頭に、親しみやすい王道の主人公キャラとして人気を博していた。
一方の吉沢が演じた流星は、とある事情で正体を隠し弦太朗に接触した、“冷静でいようと意識しているが、熱くなりやすい熱血漢”という感じのキャラクター。星心大輪拳(いわゆるジークンドー)の使い手で、ブルース・リーのように「ホワチャー!」と叫びながら華麗な体術で戦うスタイルは、こちらもやはり大人気だった。何より、当時から2人とも頭一つ抜けたイケメンであった。