創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で揺れに揺れているジャニーズ事務所。

 元ジャニーズJr.カウアン・オカモト氏(26)に続き、5月26日には同じく元Jr.の橋田康氏(37)が日本外国特派員協会で記者会見を行なって、被害を告白。また、デビュー組の元ジャニーズタレントもジャニー氏からの被害に言及し、さらなる波紋が広がっている。

 ジャニーズ事務所のアイドルグループ・忍者の元メンバー・志賀泰伸氏(54)は、5月25日発売の『週刊文春』(文藝春秋)の取材に、15歳のときに東京・原宿の“合宿所”でジャニー氏からの被害に遭ったと告白。

 30~40回はそういった行為があったと振り返った志賀氏。カウアン氏などはジャニー氏に感謝している部分もあるとコメントしていたが、志賀氏は会うのも話すのも嫌になり、合宿所から足が遠のいていったと語っている。

■ジュリー社長の「知りませんでした」に「ウソつけ!」

 5月14日夜、現社長の藤島ジュリー景子氏(56)が動画で謝罪し、文書で見解を発表したが、これにも怒りを示した。

 ジュリー氏は文書で「ジャニー喜多川氏の性加害を事務所、またジュリー社長は知らなかったのか?」という点に「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と回答した。

 これに志賀氏は「知りませんでした」と言ったことに「ウソつけ!」と思ったとし、CDデビューし、『NHK紅白歌合戦』にも出場した自身が証言することで、問題への関心が高まればと思い、立ち上がったと明かした。

「ジュリー氏が謝罪、ジャニーズタレントのトップである東山紀之さん(56)が5月21日にMCを務める番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で“そもそも『ジャニーズ』という名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともにすべてを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなくてはならないと思っています”とコメントしました。

 さらにジャニーズ事務所は5月26日、『心のケア相談窓口』の開設、『外部専門家による再発防止特別チーム』の設置、『社外取締役』を招へいを発表しましたが、まだまだ事態は収まりそうもありません。

 近藤真彦さん(58)も間もなく“ジャニー氏の闇”に具体的に言及しそうな態度を示していますからね……」(ワイドショー関係者)