■複数の社員も同時に退所か
S氏はジャニーズ事務所の生き字引のような存在だ。状況的には“ジャニー氏の闇”も一番知っているであろう人物でもある。
「その“ジャニー氏の闇”が会社の存続を揺るがすほどの事態に発展し、責任を感じて辞任に至るようです。さらにS氏の辞任に伴ってベテラン社員が何人も辞めるという話も聞こえてきています。
ジュリー社長はS氏を慰留しているそうですが、その意思は固く、責任を感じて辞任、という流れだといいますね。最後のところでひっくり返ることがなければ、近日中に辞任発表となりそうですが、しかし……“見え方”としては恐らく最悪になりますよね」(前出の芸能プロ関係者)
■“非創業家”だけの辞任に「とかげの尻尾切り」の指摘必至
ジュリー氏は5月14日に発表した文書で「私が辞職する選択肢も考えました。ただ今すべきはこの問題から逃げることなく、被害を訴えてこられた方々に向き合うこと、さらにこれから先、二度と同様の問題が起こらないよう、既に着手し始めている経営改革、社内意識の抜本的改善をやり抜くことだと考えております」と、辞任しないと明言している。
「創業家のジュリー氏は社長を続け、非創業家のS氏やベテランスタッフだけが辞任ということになれば、“とかげの尻尾切り”という指摘は避けられないのではないでしょうか。
S氏が辞任したら“一般人”になり、ジャニー氏の件の説明責任を求められなくなってしまいかねない。S氏とジャニー氏の長い関係を考えれば、知っていたことがあったとしても墓場まで持っていく覚悟なのではないでしょうか。
ただ、それでは何の解明にもなりませんし、もし事務所が“多くを知るS氏が辞めてしまったから”とそれ以上、調査をしないような姿勢を見せれば、ジュリー氏にはなおさら厳しい声が寄せられてしまいそうですよね」(前同)
“ジャニー氏の闇”の解決までにはまだまだ時間を要しそうだ――。