■陸連から織田裕二にたびたびクレームが入っていた

 織田のコメントやリアクションを楽しみに『世界陸上』を見てきた、という視聴者は少なくない。しかし、そんな織田に、日本陸上競技連盟は何度もクレームを出していたとも報じられている。

 2013年8月の『女性自身』では、「織田が陸上をショーにしている」という理由から、陸連からTBSに「もっと相応しいMCはいないのか」という申し入れもあったと伝えている。

 さらに当時、織田が再びMCを務めるにあたって陸連は、TBSを通じて「スタジアム内を勝手に歩き回らない」、「むやみに選手に声をかけない」という約束をさせていたという。

「『世界陸上』の織田さんといえば、モノマネ芸人の山本高広さん(48)に“モノマネ禁止令”を出していたとも報じられましたよね」(前出のワイドショー関係者)

■山本高広のモノマネに出た「禁止令」

 山本の十八番といえば、「キター!」や「地球に生まれてよかったーぁ!」をはじめとする織田のモノマネだ。

 ところが2008年12月、織田の所属事務所から民放各局に「物真似を企画される際には、(真似される)本人のイメージを尊重していただくようなルール作りをお願いしたい」と通達があったと報じられた。

 同月の『FLASH』(光文社)には、さらに詳細に「禁止令」の内容を報じており、織田の所属事務所から各局に以下のような文書が送付されたとしている。

《今後貴局放送において、山本氏をはじめ織田の物真似をパフォーマンス内容とするタレントを使用した番組企画をする場合には(中略)当社の承諾を得ていただきますように、強く要望する次第です。

山本氏の本件物真似は、織田の人格権、肖像権、ひいて名誉を侵害し違法な不法行為となる可能性が極めて高い行為であると言わざるを得ません》

 事務所はこの件について「中止要請ではない」としたものの、フジテレビは定例会見で「モノマネを止めさせるよう通達があった」と認めている。

 禁止令が報じられる約5か月前の2008年7月、ドラマの制作発表会見に登壇した織田は、山本のモノマネについて「僕は笑えない。見ていると、心配になっちゃいますよ」とも話していた。