■高橋の目は「落ちたら怖い感じの底なしの黒」
『ルーヴルへ行く』の公開記念舞台挨拶では共演者の美波(36)が高橋の瞳について、「井戸の底のよう」「落ちたら怖い感じの底なしの黒」と評していたり、高橋自身も「別の現場でも稽古しておりまして、そこでもある女優さんに“目の奥が真っ黒だ”と言われたので、そうなんだと思う。“黒一生”と思っていただいていいんじゃないか」と認めていた。
そんな『岸辺露伴』シリーズや、2021年放送のドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)など、ここに来てダーティな怪演が続く高橋だが、実は子役時代に “ラスボス”を演じ、後の天才ぶりの片りんを見せていた特撮俳優であることは、意外と知られていない。
高橋は、児童劇団を経て1990年(当時10歳)で映画『ほしをつぐもの』に出演し、子役デビューを果たした。 そして、1993年に『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(テレビ朝日系)で47話~第50話に出演。 “魔女バンドーラ(演:曽我町子)の息子で、大サタン(声:加藤清三)の下僕である”カイ“という役を演じていた。
怪物(※実質悪の巨大ロボ)である“ドーラタロス”に乗り込み、大サタンとともにジュウレンジャーを苦しめ、全滅寸前まで追い込んだのだ。
“死人だったが大サタンに下僕として復活させられた”という設定のため、顔は青白くて生気がなく、目も据わっていた。顔色はメイクだが、“目が据わっている”ことを当時すでに完璧に表現できていたのだから、驚くほかない。
ちなみに、『ジュウレンジャー』前には、1992年に『特捜エクシードラフト』(テレビ朝日系)にも、ゲスト出演していたことがある。