■「(連ドラ化は)僕の中では不可能だと思っていた」
ドラマ制作会社関係者は話す。
「『教場0』は、中盤から世帯視聴率が1ケタになってしまいましたが、決して低視聴率で“爆死”と言われるような状態ではありません。現在、テレビ各局が重視している、13~49歳のコア視聴率は第1話(4月10日)が4.0%、中盤の第6話(5月15日放送)が3.1%となっています。
コア視聴率3%はまずまずの数字と言えるものです。ただ、『教場』は、“2020年と2021年に年始のSPドラマとして大人気を博し待望の連ドラ化”、“視聴率男・木村拓哉のフジ月9ドラマ”という放送前の物凄い期待の割には視聴率が取れてはいない、と言われても仕方はないでしょう。“惜しい数字”と言えそうです。
そして思えば、木村さんも、こうした結果になるのを察していたところがありましたね。木村さんの“悪い予感”は大的中してしまったようです……」
4月3日の完成披露舞台挨拶で、木村は『教場0』について、
「お話全体、キャラクターみんながキラキラしているような時間帯に“これやっていいんすか?”というのが正直なところでした」
「いまや何曜日何時より、作品に力がないと視聴者に楽しんでもらえない。もう“月9”と言わなくていいんじゃないかな」
と、『教場0』が月9枠で放送することについて、若干ネガティブな発言をしていた。
放送前のインタビューでもそうした姿を見せており、たとえば4月9日配信の『まんたんウェブ』のインタビューでも、
「正直、連続ドラマで風間をやらせていただくことは、僕の中では不可能だと思っていた」
「フジテレビ月曜9時という“物件”に、こういう内容の“店”を当てはめていいものかという意味で、若干挑戦的な部分はあると思う」
と、木村のコメントには、やはり明確な弱気な部分があったのだ。