■「上司のパワハラにしかみえない」という声も

 前出の制作会社関係者は話す。

「木村さんが語った“キラキラ~”というのは、まさにその通りかもしれません。

 というのも、『教場0』はシナリオの大筋や新人刑事たちのキャラクターは人気ですが、ストーリーも役者の演技も演出の空気感も、重くて暗すぎる。気軽に楽しく観れない刑事ドラマですよね。

 これを、休日が明けて仕事が始まった月曜日の夜に観たいかと言われたら、それはちょっと……ということですよね。職業的に仕方ないですが、主人公の風間も“パワハラ上司”一歩手前なところがありますからね」

『教場0』は、新人刑事が“風間道場”とも呼ばれる現場の直接指導で成長していく物語。しかし、風間は「ここは『教場(※警察学校)』ではない」を口癖に、基本的に部下に手を貸す真似はしない。

 第1話では風間がそれとなくヒントを与えていたのを瓜原(赤楚)が見落とし、「ちゃんと指導してください!」と逆ギレして叫ぶ場面もあった。

 もちろん、それは風間なりの優しさで、最後は部下も成長して気持ちよく次の現場へ転属するのだが、

《どう見てもパワハラとしか見えないけど。実際職場であんな指導を行ったらパワハラで訴えられるよ》
《(前作は)警察学校だからあの厳しさでも「そういうものなのかなー」と納得したけど、普通の職場であれだと、常に機嫌の悪い上司のパワハラにしか見えないわー》
《教場は原作全部読んでるが 暗い印象は持たなかった。しかしドラマの教場は異常に暗すぎる。ただ淡々とした暗さ 盛り上がらない。見終わってもただ終わったな くらいの印象で何も残らない。あの暗さはある意味秀逸》

 といった視聴者からの声が、SNSに多く寄せられている。