■「初回は豪華なお弁当、2回目は何も無し、3回目はなぜか軽食4つ!」

 前出の制作会社関係者は『オールナイトフジコ』の現状についてこう話す。

「6月9日放送の『オールナイトフジコ』の視聴率は、世帯1.6%、個人0.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)でした。これ自体は、時間帯が深夜だしもともと視聴率は期待されていなかったので、問題はないのでしょう。

 局内で問題視されているのは、『オールナイトフジコ』が、他の番組と比べると制作費がかかりすぎているからだといいます。おそらく、セットと出演者のギャラに回しているのでしょうが……」

『オールナイトフジコ』は、セットは深夜番組としては豪華。ゴールデン帯のバラエティ番組のセットと比べても遜色ない仕上がりだし、バーをモチーフにした別セットと、森田の担当コーナーのためのミニサウナもある。

 一方で、“東ブクロの自宅突撃中継”など低予算の企画はあったものの、極端に予算をかけたロケ企画や大道具などは6月時点で登場しておらず、

《中継の画質もうちょっと…笑CXなんだから…深夜予算削ってるな笑》
《1983年のオールナイトフジの映像をやってるけど、許諾を取る手間をかけてないから全員顔がぼかしじゃん!!低予算だなぁ…。》

 と、むしろ局内の不満に反して、視聴者の間ではチープぶりが話題となっている。 

 ちなみに、MCである森田も4月28日にツイッターにて、

《この後24時55分からオールナイトフジコです!初回は豪華なお弁当、2回目は何も無し、3回目はなぜか軽食4つ!そんなことよりとりあえず観てね!》

 と、やはり“低予算番組あるある”をネタにしたツイートをしていた。

※画像はさらば青春の光・森田哲矢の公式ツイッター『@saraba_morita』より

「その代わり、初回に真心ブラザーズが出演したのを筆頭に、各回に豪華ゲストが大勢出演しているんです。とりわけ『フジコネシート』は“出演者かスタッフにコネがあれば誰でも座ることができる”ということで、よくも悪くもまったくジャンルに統一性のない、豪華ゲストが登場しているんですよね」(前同)