■妹は豊富過ぎる“顔芸”でニチアサ屈指のコメディエンヌに

 そんなニチアサ姉妹だが、お互いに抜きんでたものを持っており、それが特撮以外の仕事で遺憾なく発揮されている。

 まず、一足先にニチアサを卒業したこはく。彼女は『ドンブラザーズ』で生粋のエンターテイナーの素質を見せていた。ヒカキン(34)や生瀬勝久(62)をも上回る、強烈な顔芸とコメディ全開の振り切った芝居をして、しかもそれがバリエーション豊か。

《表情作りは、全くしたことがないんです。雑誌の撮影で表情を作る練習はするんですけど、お芝居ではしたことがなくて。もともとフィギュアスケートをやっていたこともあって、顔や体で表現するのは大好きなんです。それが、たまたま『ドンブラザーズ』で出てしまったのかな(笑)。どうせやるなら思いっきりやった方がいいと思ってやりました》

 と、5月28日付の『オリコン』インタビューで、こはくは明かしている。

『ドンブラ』終了後も、仕事が途絶える様子はない。

 4月クールに連続ドラマ『ガチ恋粘着獣』(テレビ朝日系)と『私がヒモを飼うなんて』(TBS系)に同時に出演し、前者では『ドンブラ』を上回る顔芸も披露。今後も注目の女優である。彼女の未来としては、“恋愛ドラマで一転して胸キュンで清純派の役を演じてギャップで話題になる”、“橋本環奈(24)の方向性を決定づけた福田雄一監督の映画で大活躍して、一流のコメディエンヌになる”の2パターンに期待したい。